今後のイベント

過去のイベント

フィンランドのメンバーが参加した、またはフィンランドで開催された薙刀に関する過去のイベントリスト。

なぎなたについて

新しいなぎなたは、長い武器(なぎなた)を用いる日本の武道である。 なぎなたは樫の木でできた柄に50センチ長の竹でできた刃を取り付けたもので、全長約2メートルにもなる。 "新しいなぎなた"という呼称は、ただ単に "なぎなた"と呼ばれることが一般的であるが、 武器としては "薙刀(なぎなた)"を使用する。

#naginata

新しいなぎなたの稽古時に使用する薙刀は、すでに述べたように樫の柄に竹でできた刃をつけたものであるが 本物の薙刀は、博物館などでみることができる金属製の武器である。

通常、稽古時には、二人の稽古者がお互いに技を出し合い、仕掛けたり応じたりする。 このように仕掛けたり応じたり、技を繰り出す間にも基本的なルールが存在するため、 防具を身にまとった稽古中においても、負傷のリスクは極めて低い。

これらのページは、新しいなぎなた(以下、なぎなた)及び直心影流薙刀術(現在は古流と呼ばれるもの)について記載している。 なぎなた及び直心影流薙刀術は両方、基本的な稽古をヘルシンキで、またその他のセミナーもフィンランドの各所で参加することができる。

歴史的には、薙刀は戦場で戦う男性の武器として使用されていたが、家を守る女性の護身用としても使用されていた。

明治以降は、男子の剣道とともに、女子の武道として、その目的も人間形成に重きが置かれ、学校教育の場において実施されるなど、女子の教育の面に貢献してきた。

日本でのなぎなた競技者は9割が女性であるが、外国では男性と女性のバランスは同程度である。

なぎなたの服装は、白い稽古着、稽古帯、紺色か黒色の稽古袴を用いる。稽古帯は白生地を用い、稽古袴の下に装着することで稽古時の服装の乱れを防止する。

服装にかかる費用はだいたい、稽古着と稽古袴で約90ユーロ、武器としてのなぎなたは約80ユーロである。またすこし後に購入するものとして防具がある。防具は試合競技の際に用いられる体を守る鎧であり、頭を守る面、脇下から腹部を守る胴、指先から手首を守る小手、腰からふとももを守る垂れ、それからすねを守るすねで構成されている。 防具の一般的な価格は約600ユーロ程度であるが、これら一式を最初から購入する必要はない。稽古年数や熟練度に応じて必要な時期に必要なものを購入すればよい。